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「こころ」と「わたし」

「わたし」の「こころ」はどこにあるのでしょう。

この「わたし」はこの身体に「こころ」を伴った「わたし」であり、「わたし」は「こころ」抜きには「わたし」で在り得ない。「わたし」の「こころ」の表れとしての「わたし」を「わたし」と言っていることも多いようです。

精神科の外来を訪れる人たちは、みな、何らかの形で「わたし」ということが思うようにならなくなっていらっしゃいます。

「ゆとり」「無理」「あせり」

多くの人は特に意識することなく、無理が続くと自然と休息を取り、ゆとりの状態に戻って行きます。しかし、病気になる人は無理をしていることや焦っていることに気付かず、病気になって初めてそのことに気付いたり、また、気付いてはいても休息がとれず無理をし続けているようです。

「こころ」は色々なストレスや病気の影響を受けて本来の姿を変え、「わたし」も本来の「わたし」ではなくなります。当クリニックは外来診療、精神科デイケアを通して、「こころ（わたし）」の回復のお手伝いをしたいと考えております。